オークションハウスと一口に言っても取り扱われている品物のジャンルは多様です。
ジャンルを飛び越えてオークションを開催している総合オークションハウスをご紹介いたします。
総合オークションハウス紹介
1707年、神聖ローマ帝国皇帝ヨゼフ一世が没落貴族救済のために王宮内に設置した「王立質屋」が前身の総合オークションハウス。
ウィーンの中心街でひときわ目立つ宮殿「パレス・ドロテウム」のオークションルームでは、ほとんど連日オークションが開催されています。
取扱ジャンルは西洋美術、東洋美術、美術工芸、時計、カメラ等全ジャンル。
1802年設立のドイツ最大最古の総合オークションハウス。
取扱ジャンルは西洋美術、東洋美術、美術工芸など。
スイス最古の総合オークション・ハウス。
1960年設立、オーナーはコラー家一族、ヨーロッパでは現在、一族経営オークション・ハウスはレンペルツ社と同社だけとなっている。
得意分野は近代美術の他、アールヌーボー、家具、宝飾品など。
総合美術オークション・ハウス
本拠:ドイツ・ケルン
● 入札情報
全体的にエスティメート価格の-20%~+20%の範囲内の落札が多いので
入札しやすいです。但し、オールド・マスターはそれ以上に価格が高騰
する傾向にあります。
● トシ・インターナショナル コメント
Alte Kunst(古典美術)と称したオークションは、あえて総合美術オーク
ションと呼ばせてもらっています。まさに総合美術と呼ぶに相応しい内容で、東洋美術や腕時計まで出品されることがあります。
最近はコンテンポラリーアートや写真美術にも力を入れています。
日本でも注目が高まっているベッヒャー・シューレの作品の出品も期待
できそうです。
● カタログ紹介
メインは総合美術になりますが、2006年はモダン&コンテンポラリー
アートの充実ぶりが目立ちました。ちょっとした写真集としても楽しめる
写真オークションのカタログは一見の価値があります。
1793年、ロンドン設立の世界的に有名な総合オークションハウス。
本から陶磁器、絵画から自動車まで幅広く手がけています。
取り扱いジャンルは西洋美術、美術工芸など。
● 入札情報
細分化され多岐に渡るオークションの落札額は大きく格差があります。TOSHI-INTERNATIONALの中で唯一のイギリスのオークションハウスですので、通貨をお間違えのないようにご注意してください。Butterfieldsの場合はUSドルになります。定期的に紹介しているカメラオークションでは、ハンマープライスを日本円に換算して10万円を超える品は数点のみです。
● トシ・インターナショナル コメント
サザビーズ、クリスティーズに次ぐイギリスの歴史あるオークション会社。70以上の細分化されたカテゴリーがあり、年間のセール開催数も
700以上。正直言ってすべてを紹介しきることはできませんが、
誰もが自分の興味のあるオークションを発見できるはず。
アメリカのバターフィールドやオーストラリアのグッドマンとも合併し英語圏地域をほぼ網羅しています。
● カタログ紹介
恐竜の化石や隕石が出品されるナチュラル・ヒストリーのオークションやThe BeatlesからSex PistolsまたはOASISまでUK ROCKの希少アイテムが出品されるロックン・ロールのオークションまであります。事前に声をかけてくれたら紹介させていただきます。