海外オークションがあることはわかっていても敷居が高い、なかなかコンタクトしずらい。 確かに言葉の障害や場所の隔たりは大きいものがあります。例え語学がクリアできたとしても海外通信販売と違って黙っていては物は届きません。オークションは現地引渡しが原則でオークション会社は、それ以降の責任を負わないからです。

落札した人が近くの輸出業者に連絡をとり荷物の引き取り、航空便の手配、輸入業者の指定や国内輸送業者の指定などとんでもなくいろんな業務が必要です。苦労して届いていたものが輸送中に壊れたり予想していたものと似ても似つかない場合もあります。それでクレームをいっても取り合ってくれない。オークションは通信販売と違い落札者責任を原則にしているからです。クーリングオフは当然効きません。こういう泣くに泣けないケースは残念ながら事実で、よく発生することだとさえ言えます。

海外オークションは、『だから海外通信販売と比べて危険ばかりでメリットはないのか』 というとそうではありません。国内海外も同じく通信販売の場合、たしかに商品到着後の返品権利は法律で消費者に約束されています。それは、通信販売の価格には初めから返品リスク、在庫リスク、カード手数料や宣伝経費などが始めから含まれているためです。

ところが、オークションは取引価格すなわち原価を明らかにしたままの取引です。オークション会社は手数料だけを受け取る「仲介業」にすぎないのです。返品などはできないかわりに、出品もできるシステムとなっています。物を購入し消費して捨てるのではなく、物を落札し慈しんで次の人に譲る。そういったエコライフなシステムなのです。安いときに購入して高くなったら売る。海外オークションは日本人のバイヤーの息のかかっていない未開拓地が広がっています。運と向学心さえあればこれほど楽しいものもないのです。

このような物達との出会いとその楽しさをより多くの日本人に伝えたい。そこで弊社はより手軽に、より安心な方法で、より多くのオークションに参加いただくことをモットーに「海外オークション・エージェント（代理業）」業務を会社設立直後の1991年より開始しました。

「オークション・エージェント」　聞きなれない言葉かもしれません。実際、このような業務内容の会社は日本広しとはいえ弊社だけです。でもこれが「旅行エージェント（代理店）」「広告エージェンシィー（広告代理店）」であれば市民権を得た言葉となります。旅行代理店も広告代理店も多くの顧客を集めてスケールメリットを活かし航空会社や新聞雑誌などと交渉しよりよい条件を引き出そうとする会社という意味では同じです。弊社は、海外オークションへの日本の参加者を募りそのスケールメリットを活かして各オークション会社と交渉し日本の参加者によりよい条件を引き出そうとすることを業務の柱としています。個人取引ではなかなか出来ない現地消費税（付加価値税）の免税手続きや輸出・輸入業者の選定や交渉など、めんどうな手続きもより安い経費ですむよう努力しているのです。